中国・四国エリアのネーミングライツ動向 — 自由提案型が発達した地域
中国・四国エリアの特徴は、自由提案型の制度が発達している点です。特に広島県福山市は公衆トイレや市道までも対象にする柔軟な制度を持ち、「命名権はスポーツ施設のもの」という枠を大きく超えています。この記事ではエリア内の状況を整理します。
福山市 — 公衆トイレや市道も対象になる自由提案型
福山市の自由提案型ネーミングライツは、対象の広さで際立っています。公衆トイレや市道といった、通常は命名権の対象と考えられない施設まで提案可能です。これは「企業が価値を見出す対象は行政が想定するより広い」という発想に立った制度設計といえます。
福山市は個別施設の募集も積極的で、当サイトでは神辺文化会館、冨谷公園(富谷ドームランド)、竹ケ端運動公園庭球場の案件を掲載しています。制度全体は福山市の自由提案型をご覧ください。
広島県 — 県有施設への愛称付与
広島県は県有施設に愛称を付与するネーミングライツ事業を実施しています。県レベルの制度であるため、県内全域への露出を狙う企業に適した選択肢です。詳細は広島県のネーミングライツ事業をご覧ください。
また広島大学は2020年4月にネーミングライツ事業制度を導入し、工学部の106講義室・108講義室など複数の講義室でパートナー企業による愛称が付けられています。県有施設と大学施設の両方から選べる状況です。
倉敷市 — 5施設・5年契約という大型枠
岡山県倉敷市は、水島緑地福田公園運動公園体育館、倉敷スポーツ公園野球場、水島緑地福田公園野球場、玉島の森野球場、真備総合公園ソフトボール場の5施設を同時に募集しました。契約期間は令和8年10月1日から令和13年9月30日までの5年間です。
応募受付は令和8年7月10日で終了していますが、契約満了時期が公表されているため次回募集を見据えた準備が可能です。詳細は倉敷市の5施設案件をご覧ください。
副駅名 — 井原鉄道・智頭急行
中国・四国エリアは地方鉄道の副駅名ネーミングライツも活発です。井原鉄道(岡山県・広島県)、智頭急行(鳥取県・兵庫県・岡山県)が公式サイトで駅名ネーミングライツを募集しています。
副駅名は年間数十万円程度から設定されている例が多く、通勤・通学客への反復接触という他にない特性があります。全国の導入路線は副駅名ネーミングライツの一覧記事で整理しています。
エリア内の選び方
| 目的 | おすすめの対象 | ポイント |
|---|---|---|
| ユニークな対象で話題性を狙う | 福山市の自由提案型 | 公衆トイレ・市道も対象。他社と被らない |
| 県全域への露出 | 広島県の県有施設 | 県レベルの信頼性 |
| 野球関連の露出 | 倉敷市の5施設(次回募集待ち) | 3施設が野球場・ソフトボール場 |
| 通勤客への反復接触 | 井原鉄道・智頭急行の副駅名 | 年数十万円から |
| 学生・採用に効かせたい | 広島大学の講義室 | 2020年制度化、複数教室で実績 |
ユニークな対象の事例はユニークなネーミングライツ事例7選でも紹介しています。価格帯は相場早見表をご参照ください。
よくある質問
公衆トイレの命名権に本当に価値があるのですか?
設置場所の通行量次第です。観光地や駅前など人の流れが多い場所であれば、低コストで継続的な露出を得られる可能性があります。
倉敷市の次回募集はいつですか?
契約が令和13年9月30日までであることから、その前年度あたりが見込まれます。確定情報ではないため動向を追跡しています。
広島大学の講義室はいくらくらいですか?
大学ごとの内規により異なります。公開事例としては島根大学が3社との協定で年間430万円の収入を得ています。
四国の案件はありますか?
個別に制度を持つ自治体があります。ご希望エリアをお知らせいただければお調べします。
中国・四国エリアの案件をお探しします
「他社と被らないユニークな対象を探したい」「次回募集に向けて準備したい」といったご相談を無料で承っています。


