【事例研究】ゼットエーボールパーク(市原市) — 球場・競技場・武道館を1社がまとめて年450万円

千葉県市原市の臨海球場は「ゼットエーボールパーク」、隣の臨海競技場は「ゼットエーオリプリスタジアム」と呼ばれています。命名権を取ったのはゼットエーという企業です。球場、競技場、武道館の3施設をまとめて契約しました。

最初の契約(2013年)

施設愛称年額
臨海球場ゼットエーボールパーク競技場とセットで300万円
臨海競技場ゼットエーオリプリスタジアム(同上)
市原市中央武道館ゼットエー武道場150万円

2013年4月1日から3年間、3施設あわせて年450万円、3年総額1,350万円の契約でした(出典: 千葉日報)。ゼットエーはゴルフ用品・釣り具のリユース店の運営や、オリジナルプリントウエアの販売を手がける会社です。競技場の「オリプリ」は、同社のオリジナルプリント事業にちなむ名前とみられます。

まとめて取ると何が起きるか

  • 社名を覚えてもらいやすい。球場でも競技場でも武道館でも同じ「ゼットエー」が出てくるので、市内でスポーツをする人は必ず目にします。
  • 1施設あたりは安い。球場と競技場のセットで年300万円。高校野球の千葉大会や陸上の大会が開かれる施設としては手頃な水準です。
  • 自治体は一度の手続きで済む。3施設を別々に公募するより、募集・審査・契約の手間が少なくなります。
  • 事業名を入れた愛称も作れる。競技場は社名に加えて事業名の「オリプリ」を入れています。施設ごとに違う商品・サービスを見せる使い方です。

気をつけたい点

1社がまとめて取ると、その会社が更新しなかったときに3施設の名前が同時に変わります。自治体は、契約期間の終わりに向けて早めに意向を確認する必要があります。企業側も、3施設分の看板や印刷物の費用を見込んでおく必要があります。

この事例から学べること

  • 売る側:隣り合う施設はセットで募集すると、単独では買い手が付きにくい施設(武道館など)も一緒に契約できる
  • 買う側:地域のスポーツ施設をまとめて取ると、年450万円で「この街のスポーツといえばこの会社」という印象を作れる
  • 同じ考え方の例:島根県松江市の総合運動公園5施設、西宮浜総合公園(こちらは逆に細かく分けて別々の企業に販売)

自社や自施設に当てはめるとどうなるかは、予算シミュレーターで相場を確認するか、お問い合わせからご相談ください。

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